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杞憂、はたまた核心。

思考の嗜好性を垣間見せ

月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也。(ヒッチハイク一日目編)

 今年度もあと一日で終わり。新社会人を控えた学生は最後の悪あがきでenjoyしているのかな?就活の大学生もいるでしょうね。頑張ってください。

 それらとは無縁のパリピ大学生。羨ましい!!遊べるうちに遊びまくってくれ!!

 高校生なんかも部活に打ち込んだりして青春してんのかな。中学生は知らん。小学生は公園で野球か?いや、そんな発想は古いのか?

 未だに小学生は小学生っぽい遊びをしてんのかなと思っていたのだが、昨日、新中学生の小学生上がりボーイ&ガールに普段何をして遊ぶのかと聞いたところ、なんとスタバに行ったり電車で出かけたりするなど言うではないか。時代はそんな変遷を遂げていたのかと驚きを隠せない。そもそもスタバなんて俺が小学生の時代は存在すら知らなかったぞ。なんなら未だに注文の仕方もままならないというのに…。

 ジェネレーションギャップに驚きを隠せないおじさん(23)ですが、情報化が進んで様々な娯楽に若年層が進出するのも時間の問題だなと思います。

 …おっと、このままではまたしても説教おじさんになってしまう。危ない危ない。

 さて、みなさん様々な春休みを過ごしていることでしょう。いいねえ。

 そんな私も絶賛春休みだああああ!!いえええええええいいい!!!

 というわけで、ここ数日で4回目のヒッチハイクに行ってきました。今回の目的はずばり西!特に西に行ってなにかしようってことはなく、とりあえず西に行くことだけを目標としていました。

 一日目の目標はずばり北九州市。大阪から北九州までは大体550キロ。こうやって550って書いてみるとそんなに遠くないような気もするが、半端じゃなく遠かった!!朝は10時頃には出発したかったがいろいろあって12時出発となってしまった。

 この時点でだいぶやばいと思っていたが、とりあえず高速のインター前で「神戸」と書いたスケッチブックを掲げる。

 開始20分程で神戸まで行かれるおじさんに乗せてもらった。この方は昔、水商売(?)をしていたらしく、結構いろいろと話してくれた。ここでもジェネレーションギャップを感じることになったが、人間の本質はどこの時代でも変わらないのかもしれない。とにかく後悔のないようにという話で三ノ宮まで連れてきてもらった。ありがたい。

 そこから少し歩いて生田川のインターを目指していたところ、生田川インター前でヒッチハイカーを発見。福岡から大阪まで来て、今から福岡に帰るところらしい。行き先が同じなのでお互い頑張ろうと話をして僕たちは別のインターを目指すこととなった。

 生田川インターは車を捕まえづらいという構造だったのに加えて、やっぱり同じタイミングで同じ場所でヒッチハイクをするのは単に確立が半分になるだけでなく、乗せる側も片方を見捨てるなら両方見捨てるという選択をしてしまいがちなので、縄張りはあまり干渉し合わない方がいいと考え、移動することとなった。

 これが功を奏したのか、京橋インターについた我々は、早いタイミングで次の車を見つけ、玉津のインター前まで移動することができた。女性の方で僕らと同世代くらいの息子がいるらしい。その息子さんも岡山の無人島に遊びに行ったりと、かなりアクティブアウトドアな方らしく、そんなお母さんだからこそ声をかけてくれたのかなと思う。

 玉津のインター前のファミリーマートヒッチハイクを再開。停まってくれた方は目が合ったような気がして停まってしまったという女性の方だった。隣には旦那さんもいた。「姫路」で掲げていて、たまたま姫路に行くとのことだったので乗せてもらえたが、一人だったら絶対乗せてないと言っていた(笑)。これも運とタイミングだなと思った。また、一応学校で働いていると言ったら「先生がこんなことしていていいの?」と怒られた。至極まっとうな意見ではあるが、何もせず学校にいるよりは、巡り巡って生徒の為になる時が来るはずだと、ポジティブシンキングで押し通した。

 この方たちには白鳥SAまで乗せてもらったが、僕らの為に渡らなくてもいい播但連絡道路を渡ってくださって、山陽自動車道に入って頂いた。これもまた、優しさで生かされた。ありがとうございます。

 そうして、白鳥SAでヒッチハイク再開。行き先は「岡山」。これまたすんなり岡山行きの方が声をかけてくれた。これまた女性。しかも若い。その上初心者マーク。かなり度胸のある女の子だった。

 彼女は大学新2回生の女の子で、まさかの未成年かよ!と驚いた。僕らを乗せたのは岡山行きって書いてあって、困ってそうだったから、とのこと。女神かよ。

 そんな優しい彼女、話していくうちにどうやら養護教諭を志望しているらしい。詳しく話を聞いてみると、もともとはブライダル志望だったみたいで、大阪の専門学校に通いたかったらしいのだが、部活の先生に猛反対され、仕方なく教職を志したのだそう。なんちゅう部活なんだ…。

 ちなみに部活は何かと聞いてみると、なんとハンドボール部であることが判明!こりゃミラクルだなと感じ、話を進めていくと、どうやら全国大会で4位になった超強豪校だったようだ…。加古川で後輩の試合の応援の帰りだったようだ。

 これにはなかなかたまげたねえ。ポジションはポストらしい。なるほど、だからこそ見知らぬ男2人を躊躇せず乗せられる度量があるわけである(関係ない?)。

 ハンドボールの話や、教職の話で盛り上がり、吉備のSAまで乗せて行ってもらった。ありがとうございます。

 さて、時刻は17時頃。せかっくなので、きびだんごを購入してヒッチハイク再開行き先は「福山」。

 若い男の子が声をかけてくれた。お母さんと一緒に明石から広島へ帰る途中だったようだ。ありがたく乗せてもらい小谷のSAまで連れて行ってもらった。

 明石へはこれから大学生になり、神奈川へ一人暮らしをすることになるので、その挨拶をしにおばあちゃんに会いに行っていたらしい。僕たちは帰り広島でお好み焼きを食べたかったこともあり、おすすめの店を教えてもらった。「みっちゃん」「れいちゃん」「へんくつや」というところがおいしいらしい。ありがたい。ちなみにもみじ饅頭は「藤い屋」がいいと教えてくれた。

 運転はお母さんがしていたのだが、結構車で長距離移動をすることが多いらしく、一日で広島から富山まで行ったこともあるらしい。とんでもないお母さんである。

 そんな話をしているうちに小谷SAに到着。ありがとうございました。

 さて、この時点で時刻は大体19時。日が回る前に北九州に着ければベストだが、山口県がとにかく長いうえに、いいSAもないので少し野宿の可能性も出ていた。

 そんな時に目の前を黒塗りのアウディが停まり、見るからに品の高そうな女性が乗せてくれた。

 彼女はもとは東京の出身で、夫の実家が広島だったのでこっちに移住してきたらしい。そんな彼女には広島は物足りないらしく、東京の方がいろいろあっていいと言っていた。しかし、こっちの方が住みやすくはあるらしい。どちらも一長一短であるみたい。全てのものにも言えることだが。

 そんな彼女はコンサートやイベント、野球観戦などが趣味らしく、見た目とは裏腹に結構アクティブで、今流行りのカープ女子に対して苦言を呈していた。まあ僕もせめてルールくらいは覚えたほうがいいと思います。カープ女子を名乗るのであれば。

 そんな感じで野球の話で盛り上がったところで、宮島SAに到着。ここからなら北九州まで一発でいけるかもしれないとのこと。頑張ります。ありがとうございました。

 とりあえず、SAにある、厳島神社を模した鳥居の前で写真を撮り、いざヒッチハイク

 時刻は21時前。結構やばい時間帯。しかし、またしてもシングルライダーの女性が声をかけてくださった。彼女は秋吉台まで行くとのことなので、その直前の美東SAまで送ってもらうことに。

 彼女は名古屋から来たみたいで、この日一日で山口県まで上陸してきたなかなかの強者である。四月から公務員として働くようで、それまでの期間旅をしようと思いったったらしい。もともと旅は好きらしく、日本では東北以外は大体制覇しているらしい。強者である。

 ひとりでも遠くまで旅ができる行動力には圧倒されたが、たぶん昔から自分の意思を尊重されて育てられたのだろうと伺える人柄だったので納得である。

 彼女も元教員だったらしく、結構教育について話し合ったりした。やっぱり胸のうちで思っていることはみんなあるんだな。その不平不満をどうにかしなくちゃいけないと改めて感じた。

 そのほかには、山口県のおすすめスポットの情報交換など旅のことについて話していた。私は依然ヒッチハイク山口県の角島に行ったことがあるので、そこをおすすめしておいた。あの時は神のファンキーおばちゃんに助けられたなあ。

 そんなこんなで美東SAに到着。時刻は22:30。結構まずい。人の出入りもあまりよくない。北九州まではあと少しだが不安が募る。

 そんな時に声をかけてくれた男性。どうやら北九州に行くようだ。しかし、高速道路を1時になるまで出られないと話しており、ホテルのチェックインが1時までだったので、とりあえずヒッチハイクを続けることとなった。

 しかし、まったく成果は現れず、いよいよだめだと思い出した時、先ほどの男性が行きたいところへ連れてってやると言ってくれた。どうやら放っておけなかったらしい。

 優しさに感動し、車内に乗り込む。この旅初めての大型トラック。今回で通算二回目である。最近はトラック業界も厳しくなっており、人を乗せるのは基本的にNGらしいのだが、その人は己の心情に反するということで僕たちを快く受け入れてくれた。

 また、どうやら先ほどの話が食い違っていたらしく、0時を超えて高速を出ればいいらしく、それなら大丈夫だという結果になり、小倉まで連れて行ってもらえることになった。

 この日はとにかくこのトラックの中の思い出が一番濃いのだが、それは単にトラックが最高にワクワクすることや、この日最後のヒッチハイクだったからという理由だけでなく、この人の人間性がすごく心打たれたからである。

 簡単に言うと、人生をすべて受け入れているように感じた。自分が今やっている仕事は大変だけれど、それに誇りを持っていた。楽しいことだけが人生じゃない。だけれどだからといって前に進むことをやめることはできない。現状で最善を尽くす。自分にできることはやるしかない。そんな人生観を持っているのだと感じた。

 実際にすごく勉強熱心であり、キリスト教の聖書も暇な時間に読んでいたり、かと思えば、仏教についても学んでいたり。仏教については日本人だから自国の宗教くらいは知っておかないとという理由で学んでいるらしい。また、トラックの中に十字架を設置して祈ったりもしているらしい。

 なんだかすごくいいなと思った。家には二か月に一回程しか帰れないと言っていたが、それに対して不満を漏らすこともなく、現実を受け入れ、その中で自分ができることを一生懸命やっている。すごくかっこいいと思った。自分が信じるものを信じ切る。そんな風に自分もならなくてはと感じた。

 熱くなっていろいろ話ができたし楽しい時間を過ごさしてもらった上に、ホテルの前まで送ってもらった。本当に頭が上がらない。ありがとうございました。またどこかで。

 こうして無事に一日で北九州まで行くことができた。これも皆さんの優しさがあってこそである。世界は優しさで回っている。この一日は人生を濃縮したような一日だった。どんな結果が待っていようともそれを受け入れるしかない。ただ信じるしかないのである。

 次回はヒッチハイク二日目を書こうと思います。結構長くなっちゃったしね。

 ではでは、またの更新を楽しみに待っていてください!(何人楽しみにしていることやら…)