杞憂、はたまた核心。

思考の嗜好性を垣間見せ

書から学ぶ、現実。

最近、知人にオススメの本を聞かれた。僕もそこまで本をたくさん読んでいるわけではなく、また、どのような本を求めているのかわからなかったので、あまり詳しく答えることができなかったが、せっかくなのでこの機会に僕が少なからず影響(?)を受けた本を紹介したいと思う。

 

僕は、それらの本を読んだ順番にも今では意味があると感じていて、それ自体もなにか気づきの重要なファクターだと信じている。

そのことも少し触れられればいいと思っている。

 

では、まず僕が潜在意識下で感じていたことを言語化していた本を紹介しよう。

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

 

「嫌われる勇気」

この本との出会いは、たまたま立ち寄ったTSUTAYAで、大々的に展開されていて、試し読みすることができたので、少し読んでみたことである。

その時は最初の数ページしか読むことができなかったがどうやら面白そうだと感じ、数日後にブックオフにて購入した。

当時、この本を題材としたドラマも放送されていたので、少し興味を持つきっかけにもなった。

因みにドラマは観ていない。

 

この本は、世界は非常にシンプルであり、また誰もが幸せになることができるものの見方を教えてくれます。

こんなことを言うと非常に胡散臭さが増し、「宗教か?」という声も上がりそうですが、本書ではそれを明確に否定していますし、僕自身もこのブログにて人が宗教に対して持っているイメージがどんなものかを書かせていただいているので、そちらもまた参考にしていただければよろしいかと思います。

 

この「嫌われる勇気」はアドラー心理学を元に書かれた本ですが、アドラー心理学は個人心理学と呼ばれ、一人一人が本質的に持ち合わせているはずの人間の真理を追求したものであり、我々はまだその思想に追いついていません。

これまでの常識を一変する哲学であると言えます。

 

なので、これまでの価値観や思想にしがみついてしまう人には受け入れがたいことが書いてあるかもしれませんが、その心理状態に対しても本書では詳しく説明されているので、読み進めていくにつれ生じる疑問はほとんど解決されるかと思います。

また、この思想は僕がこの後に読んだ本にも非常に共通するところがあり、それに気付くことができるための色眼鏡の役割を果たしています。

何事にもまずは常識を疑い、自らに問い続け、思考を深めていくことが大切ですが、本書ではその思考の過程を丁寧に導いてくれるので、まだ読んでおらず、漠然と過ぎる日々にやり切れなさを感じている人は一度読んでみる価値はあるのではないかと思います。

 

僕自身もこれを読み、今まで考え感じていたことが繋がり、非常にシンプルで色鮮やかな世界になりました。

いつだって世界を変えるのは自分自身です。

それが真理であり、それから読んだ本にも全て同じことを違う言葉、表現で書かれています。

 

この記事に全てを書くと非常に膨大な量になってしまうので、何度かに分けて書きますが、まずはこの一冊を読んでみてはどうでしょうか。

 

この本を読むも読まぬもあなた次第。読んだ方にしかわからないこともあれば、読まなかった方にしかわからないこともある。

全ては選択の連続であり、この記事をたまたま目にしたあなたもそれを選択した。

 

世界は自分が見たいものを見せてくれる。

そのことを意識するだけでも少しでも見え方は変わるんじゃないでしょうか。

 

少なくとも私は、見たことによって世界が変わるきっかけになりましたが、実はそれまでに伏線は張られており、たまたま大きな回収ポイントがこの本に出会ったところだったのだと思います。

 

なので、この本を読まなくても、人生の伏線を回収する機会はあると思います。

読むことが伏線になり、読まないことが伏線になります。

どこで回収するかは自分次第。

回収ポイントに気付くことが大切です。

 

そういった面ではこの本は非常に有用なのではないでしょうか。

 

この本紹介、意外と長くなりそうですが、興味ある方は是非ともまた読んでください。

 

ではまた。