杞憂、はたまた核心。

思考の嗜好性を垣間見せ

「とは言ってもね」とはもう言わない。

社会生活を営んでいるみなさん。

なんとなく「社会ってのはこういうもんだ」とか、「仕事なんだから仕方ない」だとか思いがちじゃないですか?

そういうのって僕はなんだかムカつくな〜って感じます。

 

「いやいや、そうは言ってもね」と感じる人も多いと思います。

実際、僕の肌感覚では、おかしいことをおかしいと言ったり、指摘したりすると、「わかるけど、そうは言ってもね」という方がすごい多いと感じます。

いやいや、「とは言ってもね」じゃねぇんだよ!!

 

そんな「とは言ってもね」を繰り返して行くとどうなるか、そして、「とは言ってもね」をやめるとどうなるか。

そう言ったことを東京へと向かう新幹線の中で書いていこうと思う。

 

「とは言ってもね」が引き起こす、誰も幸せにならない世界

ほとんどの人が今の社会のままでいいだなんて思ってはいないと思うけれど、それでも文句を言わず、社会を回さないと成り立たないと感じている人は多いと思う。

実際、職場などでもノルマがあったり、誰かが無理して、現行の社会をなんとか回している感は否めない。

その様な実情を目の当たりにすると、僕が言っていることなんて、飛んだ世間知らず野郎だなと思われるかもしれない。

 

しかし、誰かが無理をしなくても回る社会が実現できるのであれば、もちろんその方がいいと思う人は多いはずだ。

現状に不満を抱きながら、それでもなんとかしないとと思っている。

その心持ちは立派だと思う。そんなことは僕にはできないからだ。

というよりは、それをやってしまうことで、生きづらい社会を作る側になってしまうと思うからだ。

 

いきなり辛辣な切り口だが、一度考えてほしい。

例えば、今まで四人でやっていた仕事を、突然一人辞めたことで、三人で回さなければならなくなってしまうとする。

ここで、ほとんどの人はなんとかしないとと思い、三人で頑張ってしまうだろう。

しかし、僕からすれば、それ自体が間違っているのである。

三人で頑張ることに目的を見いだす場合はこの限りでは無いけれど、それも長く続くかはわからない。

さて、もし仮にこのまま三人で多少無理をして仕事回してしまうとどうなるのか。

答えは「人員は補充されない」である。

 

自分が経営者だという視点で考えてほしい。

もし仮に、今まで四人で回していた仕事を三人で回せると感じると、そこに人員を新たに投じるだろうか。

そうはしないはずである。

むしろ、今まで一人分の人件費を多く払ってしまっていたのか、と感じるかもしれない。

「三人は厳しいけど、とは言っても仕方ないか」と仕事を回せてしまうと、その仕事は「三人で回せる仕事」となってしまう。

これは、本人たちだけでなく、その後を継ぐ他の労働者にとっても迷惑この上ない話である。

 

もちろん、中には良い経営者もいて、そこに人員を投入してくれるかもしれないが、それは労働者と経営者の関係が密接であるからこそ成り立つ契約であり、ほとんどの企業はそうではないと思う。

そもそも自分の会社の社長とほとんど会ったことがないという人の方が多いと思う。

その様な組織では、全体に目を向けることは難しいので、中間管理職が多くなる。

そして、普通、労働者の多くはボトムの人員の方が多いので、現場の声を聞きあげるトップの人員が少なく、また、中間管理職の裁量によって組織の意思決定がされる。

 

本来であれば、この中間管理職はそれなりに優秀な人材がやるべきなのだが、どうしてもそういうわけにはいかない。

優秀な人材はもっと上の方にいるし、もし仮にその中間管理職の下に優秀な人材が入ってきても、その管理職が優秀でないと、その人材が優秀かどうか判断できないこともある。

そうなってくると大変で、意思決定は優秀でない中間管理職からのトップダウン方式になってしまい、優秀な人材は飼い殺しにされる。

 

これは年功序列の問題もあるので、即刻、年功序列は辞めるべきだが、優秀でない人の方が自らの経験を過信しがちであり、どうしてもボトムアップ的な経営ができなくなる。

 

「愚者だけが自分の経験から学ぶと信じている。私はむしろ、最初から自分の誤りを避けるため、他人の経験から学ぶのを好む。」

 

つまり、自分の経験だけで物事を判断するのはやめて、勉強する必要があるということだ。

これは、誰にでも当てはまる。

そうやって勉強すると、「とは言ってもね」と言うことに何の意味もないことが理解できるはずだ。

 

「君子は和すれども同せず。小人は同ずれども和せず」

 

問題意識を持って行動しようぜ。

 

集中力が切れたのでここで一旦終了。

書いていくうちに本題から逸れがちなのは許してくれ。

書きながら考えるタイプなので、自分の中では文脈はつながっているので、その辺理解していただけると助かります。

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