杞憂、はたまた核心。

思考の嗜好性を垣間見せ

主張の重要性。

みなさん、自分を主張することは得意ですか?

 

日本人は特に自己主張が苦手な民族だと言われています。

思いやり?協調性?人の気持ちを考える?

そういったことを学校で嫌という程、刷り込まれてきたかと思います。

 

他人の気持ちを汲み取ることは美徳である。

自分の為を思って言ってくれているんだ。

素晴らしいじゃありませんか。

その謙虚な心構えは忘れないでください。

 

しかし、だからと言って自分の主張を曲げたり、押し通そうとしなかったり、自分が伝える為に最大限努力しなかったりすることに、僕は全く魅力を感じないし、無価値であると常々思っております。

 

日本人の美徳として、一を聞き、十を知るというものがありますが、他の国ではそれは通用しません。

アメリカなんかは十を聞き、一を知るとも言われています。

だから、外国人に俳句なんか聞かせても、ほとんどの人は「それで?」となるでしょう。

例えば松尾芭蕉の「古池や蛙飛び込む水の音」という俳句を聞いても、蛙が古池に飛び込んだことはわかったけれど、それがどうしたの?

となるわけであります。

 

僕は、この俳句を聞き、その情景を思い浮かべることができますが、日本人でも皆ができることではないと思います。

日本人でも、俳句を聞いて、「それで?」となる人は多々いると思います。

 

僕は別にそれはそれでいいと思います。

感じられる人は感じられない人にはわからない何かを知ることができますが、逆に、感じられる人は、感じられない人がどのような気持ちなのかを知ることができません。

それは、個人のフィーリングの問題なので、統一する必要はなく、強要することもできないのです。

 

問題なのは、それを強要する人がいるということです。

今回は俳句を例に出しましたが、日常生活でも同じことです。

「あなたの為を思って言っているんだ」「もっと人の気持ちを汲み取れ」

こんなことを誰しも言われた事があると思います。

そして、これまでほとんどの人は、自分のことを思ってくれているから、その人の気持ちは汲み取らないと、と思ったりするわけです。

 

しかし、本当にそれでいいのでしょうか?

少なくとも僕は全く納得できません。

むしろ、本当に自分のことを思っているのなら、最後まで自分が納得できるまでやらせてくれと思うからです。

だから、僕はそのようなことを言ってくる相手とは徹底的に戦います。

 

そもそも、こちらに汲み取る義務はありません。

しかし、学校教育の刷り込みにより、我々は他人の気持ちを汲み取ることが美徳だと教え込まれてきました。これは洗脳といっても過言ではありません。

 

もちろん、他人の気持ちを考えることは大切ですが、それを考えた結果、どのような行動をするかは、個人の自由であり、強要できないものです。

しかし、我々は半ば盲信的に、他人の気持ちを汲み取ることが正義だと信じています。

 

我々が求められているのは、他人への同情ではなく、皆が最大幸福を享受できるようにすることです。

 

例えば、皆が仕事を残ってやっているからといって、自分は仕事がないのに、早く帰るのが申し訳ないと感じるということは、ナンセンスという他ありません。

無駄な同情心、他人と同じ立場に自分を持っていくことに何の意味もなく、むしろ思考停止し、社会の発展を妨げることに他ならないのです。

 

しかし、これだけ強く言っても「現実はそんなに甘くない」という人が必ず出てきます。

もうね、アホかと思うわけですよ。

一番現実を見て、皆が幸福を享受できるように僕は働きかけているというのに、「あいつは協調性がない」だとか、「自分のことしか考えていない」などと思われるのは心外なわけであります。

 

現状に愚痴をこぼし、やってもないのに無理だと諦める。

みんなが頑張っているからこれは仕方がないことだ。

自分たちが頑張らないと回らないシステムが悪い。国が悪い。

そんな何の解決にもならない愚痴は聞き飽きました。

そうやって愚痴をこぼして、周りと違うことをしている人を叩くことで、自分を保つことしかできない人は、今後もそうすればいい。

そうやって、自分以外の誰かがみんなを幸せにしてくれるのをただ待っていればいい。

そんな機会は永遠に訪れはしないが。

 

僕はここ最近、あえて過激なワードを使い、Twitterやその他SNS、また、リアルな友人関係や職場で主張を繰り返しています。

このブログでもこれまで主張しかしてこなかった。

 

しかし、現状を変えることに必要なのは、まず、自分が主張することに始まるということを僕は知っているので、このような行動に出ているのです。

僕の言動の本質をどれだけの方が理解してくださっているかはわかりませんが、それでも僕は伝え続けていきます。

 

それは、伝えることに意味があると僕は知っているからです。

そのことについて過去にブログに書きましたので、そちらもまた見てください。

抽象的ではありますが、理解できる方はいらっしゃると信じています。

 

とにかく、今回僕が言いたいことは、自分が主張をしなければ、現状は今後も変わらないということです。

行動は、すべての物事を変える力があります。

自分が自分の世界にあるものに、どのような意味づけをするか、どのように解釈するか、このブログをたまたま見たあなたも、この僕の主張をどのように解釈するか、それは人それぞれですが、僕がした主張があなたに何かしらの影響を与えられるのなら、それはとても幸せだと感じます。

 

 現状に満足していない方、多くいらっしゃるはずです。

そう感じるほど、世間はギスギスしています。

そんな生きづらい世の中、僕は御免です。

何としてでも皆が皆を尊重できるような、多様性を認められる世界を作りたいです。

 

その為には、何度も言いますが、たとえ誰もついてこなくとも、自分が思ったことを主張し、行動することだけです。

一歩踏み出す勇気が、間違いなく人生を変えてくれます。

どうか、あなたが一歩踏み出す勇気のきっかけになれれば幸いです。

 

堅苦しくなりましたが、今後ともよろしくお願いします。

 

P.S. 近日、対話イベントを行いたいと思います。

しかし、開催するには皆さんの協力も必要です。

みんなで一つのものを作り上げましょう。

ということで、イベントには開催はクラウドファンディングを使用する予定です。

詳細はまた発表しますので、続報を待て(`・ω・´ )!笑